たまに。

今日がクリスマスイブで街が浮かれているからといって、わたしが今日をいつも通り過ごしたからといって、それが関係しているわけじゃない、と思う。

わたしの、人間が苦手っていうのは本当。

わたしの、ひとりが好きっていうのも本当だと思う。

ただ、今日は弱っているから。

寂しいな、と、思ってしまった。

 

ふとした瞬間に来る寂しさ。

普段は感じないそれは、自覚した途端急速に首を絞める。

 

でも、誰かといようだなんてどうしても思えないのです。

どんな人間がわたしのそばにいようとしても、わたしはきっと拒む。

それしか身を護る術を持っていないから。

 

きちんと理論は立てているつもり。

誰かに押し付けるつもりはないけど、少なくともわたしには「ひとりでいること」を押し付ける。プレゼンだってするし、ディベートをしても勝てる自信がある。

 

それでもだめですね、感情にはそれが通じない。

理論に感情は通じないし、感情に理論は通じない。

互いに独立していて、互いに不可侵の領域なのだ。

その2つをもつわたしは、矛盾を孕むこともある。ほかのひとにだってあると思う。

 

わたしは矛盾を肯定できないけど、感情と理性の矛盾の前でわたしの潔癖はあまりにもちっぽけな存在なのだ。

 

つまるところ、わたしは寂しい。

寂しさで死んじゃえるな、と思うくらいには、とても寂しい。

 

あのとき、2ヶ月ほど前、旧友から来たLINEを未読で削除しなければ、追加して「とある事情で読めなかったからもう一度送って欲しい」と頼めれば、わたしは今頃寂しくなかったのだろうか

と、そこまで考えて思い留まる。

後悔なんてしないし、ifも簡単にするものじゃない。

どうせ過去の話をしても何かが変わるわけでもないのだ。

 

ifというのは、もっと楽しい話に使いたい。

「もしも、空を飛べたら」

「もしも、パラレルワールドが存在したら」

空を飛ぶ、というのはいったいどんな心地がするのだろう。

パラレルワールドがあるなら、わたしが彼らと今でも繋がっている世界線も存在するのだろうk……。

 

はぁ、とため息をつく。 

今日はどうやら、何もうまく行かないらしい。

それでも寝られるわけではないので、受験生らしく勉強に精を出すか読書して別のことで頭をいっぱいにしよう。

わたしは今までそうやって考えごとを押し出した試しはないが、それでもそういうふうに努力すればいつかは消えているものだ。

 

打っている間にイブから当日になってしまった。

そういえば25日はお小遣いを貰える日だな、嬉しい。

数年前聖夜のプレゼントを心待ちにしていた少女は、今となっては毎月25日のお小遣いに心を奪われています。

 

世知辛い。

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